オキナワトゲネズミ

沖繩裔鼠 / Okinawa Spiny Rat / オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki)

基本情報

学名:Tokudaia muenninki
和名:オキナワトゲネズミ
中国語名:沖繩裔鼠
英語名:Okinawa spiny rat
原産地:沖縄島北部

生態・特徴

オキナワトゲネズミの近縁種には、奄美大島に分布するアマミトゲネズミ(Tokudaia osimensis)と、徳之島に分布するトクノシマトゲネズミ(Tokudaia tokunoshimensis)がいます。

この中でトクノシマトゲネズミが最も大きく、次に沖縄、最も小さいのがアマミトゲネズミです。

3種の間で性染色体が異なり、非常に興味深いです:

  • アマミトゲネズミ (T. osimensis 2n=25, XO/XO)
  • トクノシマトゲネズミ (T. tokunoshimensis 2n=45, XO/XO)
  • オキナワトゲネズミ (T. muenninki 2n=44, XX/XY)

オキナワトゲネズミはイタジイを主体とする森林に生息しており、個体数は不明です。外来種(野化した猫や犬)による捕食圧が非常に高く、捕獲された野良猫の排泄物の中で、しばしばオキナワトゲネズミの針状毛が発見されます。

ツアー中に撮影した観察記録写真と撮影日

本種は非常に希少で、その生態は隠密で観察が難しいです。私は1度だけ生体を見たことがあります(最下部のビデオ)。

オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) 展示されったオキナワトゲネズミ標本
展示されったオキナワトゲネズミ標本
オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) Jun 27, 2019 国頭村で発見されたオキナワトゲネズミの死骸、毛皮のみ
2019/6/27 国頭村で発見されたオキナワトゲネズミの死骸、毛皮のみ
オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) オキナワトゲネズミの一部の毛は扁平な針状であることがあり、フクロウに捕食された後剥かれた可能性がある
オキナワトゲネズミの一部の毛は扁平な針状であることがあり、フクロウに捕食された後剥かれた可能性がある
オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) Oct 17, 2020 隣人が畑で発見したオキナワトゲネズミの死骸 これも猛禽に持ってこられた可能性がある 国頭村
2020/10/17 国頭村 隣人が畑で発見したオキナワトゲネズミの死骸 これも猛禽に持ってこられた可能性がある
オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) Oct 17, 2020 トゲネズミの針状毛がはっきりと見える
2020/10/17 トゲネズミの針状毛がはっきりと見える
オキナワトゲネズミ (Tokudaia muenninki) 展示された奄美野生動物保護センターのアマミトゲネズミ QRコードで生態ビデオを視聴可能
展示された奄美野生動物保護センターのアマミトゲネズミ QRコードで生態ビデオを視聴可能

ツアー中に撮影した観察記録動画

2023/3/20 国頭村

参考資料:
トゲネズミ属の染色体関連研究(2014)