リュウキュウヤマガメ

琉球山龜
琉球山龜

Geoemyda japonica

和名:リュウキュウヤマガメ
中国語名:琉球黑胸葉龜、日本地龜
英語名:Okinawa black-breasted leaf turtle
原産地:沖縄島北部、久米島、渡嘉敷島

リュウキュウヤマガメは、中国やベトナムに分布するスペングラーヤマガメ(Geoemyda spengleri)に近縁で、かつてはその亜種とされていましたが、1992年に独立種と認定されました。美しいリュウキュウヤマガメは密猟者の標的となりやすく、2013年以降ワシントン条約の対象種に指定され、商業輸出は禁止されています。それにもかかわらず、2018年には香港で60匹の密輸個体が発見され、沖縄の空港で密輸を食い止められなかったことが、日本の税関の対応の甘さとして問題視されました。

また、野外のリュウキュウヤマガメは、生息地の破壊や殺虫剤による中毒、道路脇の溝に落ちること、野生化したネコやイヌによる捕食、ロードキルなどの影響で、近年個体数が急激に減少しています。

2019/8/10 国頭村 とても赤みの強いリュウキュウヤマガメ