クビワオオコウモリ

Pteropus dasymallus

和名:クビワオオコウモリ
中国語名:琉球狐蝠
英語名:Ryukyu flying fox / Ryukyu fruit bat
原産:南西諸島と台湾

クビワオオコウモリは南西諸島と台湾に分布し、複数の亜種に分かれています。沖縄島ではオリイオオコウモリがよく見られます。クビワオオコウモリは新芽、果実、花蜜などさまざまな植物を食べるため、季節ごとの食物の予測ができれば、より簡単にフィールドで観察できます。

クビワオオコウモリの亜種:

  • エラブオオコウモリ(Pteropus dasymallus dasymallus):口永良部島、悪石島、宝島、中之島、平島に分布。亜種の中で最も体が大きく、色が濃い。国指定天然記念物。
  • ダイトウオオコウモリ(P. d. daitoensis):北大東島と南大東島に分布。国指定天然記念物。
  • オリイオオコウモリ(P. d. inopinatus):沖縄島およびその周辺の島々に分布。
  • ヤエヤマオオコウモリ(P. d. yayeyamae):八重山諸島と宮古諸島に分布。亜種の中で最も小型。
  • タイワンオオコウモリ(P. d. formosus):台湾の東部および東部の離島に分布。
2022/10/1 沖縄北部:オリイオオコウモリ。翼幅が大きく、首が白い個体はオスと考えられます。
2023/3/28 国頭村:オリイオオコウモリによる咬み痕。ハゼノキの新芽を食べた痕跡。
2024/2/18 国頭村:オリイオオコウモリ。シマグワの新芽を食べていました。
2025/4/16 国頭村: イルカンガの花を食べるオリイオオコオモリ
2025/5/6 名護 オリイオオコオモリ。シマグワの実を食べていました。