基本情報
学名:Scolopax mira
和名:アマミヤマシギ
中国語名:奄美山鷸
英語名:Amami woodcock
原産地:奄美諸島の奄美大島、加計呂麻島、徳之島が主な繁殖地であり、沖縄島では冬鳥として見られる。
生態・特徴
ヤマシギ類は夜行性の鳥類です。アマミヤマシギは奄美諸島で留鳥として知られ、奄美大島や徳之島で一年中見ることができます。沖縄島でもアマミヤマシギが少数発見されていますが、アマミヤマシギは長距離飛行に適していないように見え、沖縄島では繁殖活動が確認されていないため、沖縄島のアマミヤマシギがどこから来ているのかは長く議論されてきました。しかし、2023年1月に沖縄島の国頭村と大宜味村で3羽のアマミヤマシギを捕獲し、GPSを装着してそのルートを追跡した結果、3月にそのうちの1羽が奄美大島に到達したことが確認され、初めてアマミヤマシギが奄美大島と沖縄島の間を往復飛行することができると証明されました。
参考資料:アマミヤマシギ 海を渡っての移動初確認
冬季の沖縄島にはヤマシギ(Scolopax rusticola)とアマミヤマシギが渡ってくるため、どのようにしてこれら2種を区別するかが問題になります。下図を参照ください(データ元:徳之島伊仙町博物館)。

- アマミヤマシギの足はヤマシギよりも長い。
- ヤマシギの羽色は比較的赤みが強い。
- 頭の横紋は、アマミヤマシギの第1条と第2条の感覚が狭い。
- 目を通る黒線と目の下の黒線が平行かどうか。平行:アマミヤマシギ、平行でない:ヤマシギ。
- アマミヤマシギは徳之島で通年見られるが、ヤマシギは10月から翌5月までしか見られない(奄美諸島ではアマミヤマシギのみが繁殖するため、季節で判別可能)。
さらに、上図に書かれていないもう一つの見分け方は:ヤマシギの目は比較的高い位置にあり、アマミヤマシギの目の位置は低く、口の延長線上にある。
ヤマシギは懐中電灯で照らされるとすぐに飛び去りますので、冬季に沖縄島で写真を撮る暇がなく観察した場合、ヤマシギなのかアマミヤマシギなのか判別は難しいです。
ツアー中に撮影した観察記録写真と撮影日
やんばる地域の冬季の【ヤンバルクイナツアー】【両生爬虫類ツアー】において本種を観察する機会がありますが、徳之島や奄美大島での観察はより容易です。




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(2026/7/10-11 台風9号の接近ルートは東から西に石垣島と台湾を通過)