リュウキュウメジロ

Zosterops japonicus loochooensis 和名:リュウキュウメジロ中国語名:琉球綠繡眼、日菲繡眼琉球亞種英語名:Ryukyu Warbling White-eye原産:琉球群島(奄美大島より南) 本種はメジロ(Zosterops japonicus)の亜種の一つで、日本に分布する原名亜種とは異なり、原名亜種は翼の下に褐色があるのに対し、亜種リュウキュウメジロの胸部はより白っぽい色をしています。冬季には、沖縄でも原名亜種が渡り鳥として見られることがあります。また、台湾島で一般的なメジロはスウィンホーメジロ(Zosterops simplex)です。 参考資料:

リュウキュウアオバズク

Ninox japonica totogo 和名:リュウキュウアオバズク中国語名:琉球褐鷹鴞、日本褐鷹鴞琉球亞種英語名:Ryukyu Brown Hawk-Owl原産:台湾、琉球群島 日本に分布するアオバズクは、以前は学名Ninox scutulataとされていました。2002年に、この種がNinox scutulataから分離され、独立種として認められました。この種は、以下の3つの亜種に分かれます。 参考資料:Wikipedia

リュウキュウアオバト

Treron permagnus 和名:リュウキュウアオバト(リュウキュウズアカアオバト)中国語名:琉球綠鳩英語名:Ryukyu Green Pigeon原産:琉球列島 リュウキュウアオバトは、かつて台湾のズアカアオバト(Treron formosae)の異なる亜種と考えられていましたが、近年の分子研究により独立種として認められています。ズアカアオバトとは異なり、本種の頭部には赤ではありません。 リュウキュウアオバトは2つの亜種に分かれています。 参考資料:Avibase – The World Bird Database

リュウキュウオオコノハズク

Otus semitorques pryeri 和名:リュウキュウオオコノハズク中国語名:日本領角鴞(琉球亞種)、北領角鴞(琉球亞種)英語名:Japanese Scops-Owl原産:中琉球と南琉球 オオコノハズクは、日本、中国、韓国、ロシアに分布しています。3つの亜種に分けられます。 リュウキュウオオコノハズクの体長は約22cmで、山原に分布する類似種のリュウキュウコノハズク(Otus elegans elegans)よりもわずかに大きく、リュウキュウコノハズクよりも見かける機会は少ないです。 一部の生物紹介サイトや学術報告では、本種の学名が誤ってOtus lempiji pryeriと記載されていることがありますが、実際にはOtus lempijiはインドネシア周辺に分布するスンダコノハズクです。

リュウキュウコノハズク

Otus elegans elegans 和名:リュウキュウコノハズク中国語名:琉球角鴞、優雅角鴞琉球亞種英語名:Okinawa Scops Owl原産:琉球列島 リュウキュウコノハズク(Otus elegans)は4つの亜種に分かれます。 リュウキュウコノハズクは沖縄で最もよく見られるフクロウで、体長は約20cmです。リュウキュウオオコノハズク(Otus semitorques pryeri)とは、虹彩の色が異なり、リュウキュウコノハズクは黄色、リュウキュウオオコノハズクは赤です。本種は4月から7月にかけて子育てします。 この投稿をInstagramで見る Yanbaru Nature Guide – Wanyu(@yanbaru_wanyu)がシェアした投稿

ノグチゲラ

Sapheopipo noguchii 和名:ノグチゲラ中国語名:野口啄木鳥英語名:Okinawa Woodpecker原産:沖縄島 ノクチゲラは、沖縄北部のイタジイの林にのみ分布するキツツキで、枯れ木の中カミキリムシの幼虫などの昆虫を探して食べます。また、時にはクモや小型の節足動物、植物の果実なども食べるため、非常に森林環境に依存しています。繁殖期は4月から6月で、直径の大きな木に穴を掘って巣を作り、育雛します。幼鳥とオスの頭頂部は赤く、メスの頭頂部は黒褐色です。 「ノグチゲラ」の「ノグチ」は、18世紀(明治時代)に横浜に住んでいたイギリスの昆虫・鳥類学者、ヘンリー・ジェームズ・ストヴィン・プライヤー(Henry James Stovin Pryer)より命名されました。プライヤーは商社に勤務しながら、日本各地の鳥類やチョウの標本を収集していました。1886年にプライヤーはノグチ氏と共に沖縄に採集に訪れました。この名前は、当時幼鳥を採集したノグチ氏を記念するために付けられましたが、プライヤーはこのノグチ氏の具体的な身元を記録していませんでした。後に、このノグチ氏はプライヤーと関係のあった通訳の野口源之助である可能性があると推測されていますが、確証はありません。 また、プライヤーは沖縄で多くの標本を収集し、その中にはガラスヒバァ(Hebius pryeri)やリュウキュウオオコノハズク(Otus semitorques pryeri)も含まれており、これらの種もプライヤーにちなんで命名されました。さらに、日本蝶類図譜も編纂し、日本の生態研究に多大な貢献をしました。