クスサン

Rinaca japonica ryukyuensis

和名:クスサン
中国語名:雙黑目天蠶蛾(琉球亜種)
英語名:Japanese Giant Silkworm
原産地:奄美大島、徳之島、沖縄島

クスサン(Rinaca japonica)には3つの亜種があります:

  • 指名亜種 Rinaca japonica japonica:屋久島以北に分布
  • 琉球亜種 Rinaca japonica ryukyuensis:奄美大島、徳之島、沖縄島に分布
  • 台湾亜種 Rinaca japonica arisana:台湾に分布

琉球亜種の成虫は指名亜種よりも色が濃い傾向があります。和名「クスサン(樟蚕)」とありますが、幼虫はクスノキ属以外の植物も食べる多食性で、特に春(4月頃)によく見られます。大発生すると樹木の葉を食べ尽くすこともあります。幼虫は青緑色の長い毛をもち、気門は青く、毒毛はなく触っても問題ありません。成虫の後翅には二つの大きな黒斑があります。

参考資料:

2022/5/10 大宜味村
2023/4/14 大宜味村
手榴弾のような糞いっぱいあります
2022/9/15 沖縄中部 蛹の外側の保護繭
2023/10/20 国頭村 成虫(後翅の黒斑はちょうど隠れていた)